お世話になった方が急に亡くなりになったと連絡を受け、葬儀の参列のために準備をしようとしたとき、ないと困るものの上位が喪服です。すぐに買いにいける手軽なものではないですし、手持ちの黒い服装で代用するのも限度がありますし、またクリーニングから返って来ていなくて慌てることもしばしばあります。
まず、夏用冬用二着あるといざというとき安心ですので準備をしておくとよいと存じますし、せめて半年に一度は喪服に手を通し、汚れやほつれ、穴が開いていないかなどを確認した方がよいと考えます。喪服もスカートが短いものや総レースのような色が黒いだけで華美なものはいけませんし、化粧も薄化粧で真っ赤な口紅などもっての他です。
厳粛で哀しみのなか執り行われるのが葬儀ですので服装もTPOに合わせることが最も大切なのではないでしょうか。
社会人になったら、喪服として着られるような服を揃えておきたいです。男性の場合は黒のダークスーツに黒のネクタイと決まっているので良いですが、女性はそう簡単ではありません。正式な喪服は半袖のワンピースに長袖の上着がセットになっているのが一般的です。
生地は夏冬兼用の場合はジョーゼットタイプが良いでしょう。最近は夏用として薄い生地やレースなどのタイプもありますが、あまり肌が透けてしまうような服装は避けた方が無難です。夏用でも冬用でも、ある程度上質の生地を選んだほうがお得です。
黒い喪服はあまり買い替えたりはしません。長く使用したいと思ったら、安手の生地の製品はお勧めできません。葬儀や通夜で長時間座っている事もあります。その際に、皺になりにくく型崩れもしないような物はどうしても価格が高い物になってきます。
しかし、数十年も使えると思ったら高くはありません。但し、あまり流行を追ったデザインだと長く着られない事もあります。なるべくオーソドックスで、少しの体形変化にも対応できるようなデザインを選ぶ事が大切です。